この記事を読めば10万円で株を始めるときに疑問に思うことが解決できるはずです。
なぜなら私自身が疑問に思って調べたことだからです。
前半では銘柄の選び方を後半では他の疑問点について解説します。
買う株を選ぶときに注意することはある?
私が株を選ぶときに注意していることは下記です。
その株を買う理由をストーリーにして人に説明できるかどうか
株を購入する時はなぜその株を買うのかの理由が必要です。なぜなら理由がないと市場に振り回されるからです。また、その会社がどういう会社なのか全く知らないまま株を買ってしまうからです。
特に初めのころは値上がりしている株を無駄に買ってしまったり、それにより資金がなくなって株が買えない!なんてこともよくあります。
これを避けるためには人に説明できるあなたなりのストーリーが必要です。なぜならストーリーを作るにはその会社のことを深く知らなければならないからです。これによりその株を買う理由をはっきりさせることができます。
ストーリーの例
1つストーリーの例をあげます。例えばコロナショックです。
テレワークが閉鎖的な企業にも浸透する
仕事をしている人としていない人の差
テレワークの普及によるより自由な働き方
コロナショックで働き方が大きく変わりました。緊急事態宣言が発令されたり、休業要請が発令されたことにより、テレワークという以前とは異なる働き方の概念がでてきました。
IT業界ではこのような働き方が珍しくないのですが、今回のコロナショックの影響で新しいものをあまり取り入れない企業も新しい働き方が浸透するかもしれません。
テレワークの導入により会社で仕事をしている人としていない人の差が出てくるかもしれません。より新しい自由な働き方が社会に普及していくことが予想できます。
簡単ですが以上の理由によりテレワーク銘柄はこれから上昇していくストーリーが描けました。
実際テレワーク関連のビデオ会議のシステムを提供しているZOOM(ZM)はコロナショック前と比較して株価が3倍程度に上がっています。

テレワークを行ったことのある人は名前くらい聞いたことがあるのではないでしょうか。脆弱性が発見されニュースにもなりましたね。
ニュースや証券会社の記事でオススメされた銘柄に振り回されないこと
ニュースや証券会社の記事で紹介される銘柄をそのまま購入することはやめましょう。
必ずあなた自身でその会社が何をしているのかを調べるべきです。テンガバーという言葉を広めたピーターリンチ氏もその著書で同様に述べています。
記事で推奨された企業を調べた結果、その企業に対してストーリーを描けたのなら購入してもよいでしょう。
ぼんやりと株を始めたいんだけどどうすればいいの?
株を始めるときに大切なのは何を目的として投資を行うのかです。この目的とは株を始める理由と置き換えてもいいでしょう。
株を始める理由は次のようなところです。
短期間で大きくしていきたい
余剰金でお金をためたい
将来に対する備え
マイホーム代や学費をためたい
銀行に預けるよりもお金を増やせるから
なんとなく
株は短期的に資産を増やす方法としては難易度がかなり高いです。増やせるのはそれなりのリスクをとり、時間を費やした人だけです。
なぜなら少ないお金を短期的に増やすとなると信用取引が必要だからです。よく聞く株で破産したというのは信用取引を行った結果、大きく損をした人がほとんどです。
逆にいうと信用取引を行わなければ投資した金額以上に損することはありません。
また株に投資するお金は直近の生活費を除いたものにしましょう。なぜなら短期的な投資は損をする確立が非常に高いからです。
株式市場には巨額の資金を動かす海外のヘッジファンドのような機関投資家や凄腕デイトレーダーがひしめいています。初心者がこれに対抗するには至難の業でしょう。
また10万円を投資するにも色々な人が入ると思います。
10万しかないけどなくなってもいい
使えるお金はもっとあるけど10万で勉強したい
10万単位で分散投資をしたい
何事も経験です。お金を増やすにはそれ相応のリスクを負わなければなりません。信用取引さえ使わなければ、10万円を投資して10万がすべてなくなる確立は低いです。
10万円でも有名な一部上場企業の株を購入することができます。また現在では1株から株を購入できるネット証券もあります。
株の取引には証券会社の口座が必要です。とりあえず口座を開設することから始めてみましょう。
個別銘柄を調べたり自分でストーリーを作るのが面倒なんだけど?
自分でストーリーを作るのが面倒な人はインデックス投資がオススメです。理由は下記です。
長期投資でみると世界経済は右肩上がりで成長している
インデックス投資は世界中に分散投資をするのでリスクが低い
つみたて設定を行うので機械的に積立を行える
投資信託を購入するのでドルコスト平均法を最大限に利用できる
詳しくは下記記事を読んでください。この記事に書いている銘柄を買えば長期的には利益が出る可能性は高いです。
10万以上損をすることはあるの?
買った金額よりマイナスになることはありません。会社が倒産した場合はまた別問題です。
節税制度はないの?
NISA口座や確定型拠出年金(iDeCo)などがあります。
NISA口座の開設と維持費は無料なのですぐに始めたほうがいいです。またNISAは年単位で非課税期間が計算されるのではやく始めたほうがお得です。
確定型拠出年金(iDeCoなど)は、あなたがサラリーマンか個人事業主かによっても変わります。詳しくは下記です。
NISAとつみたてNISAはどちらを使えばいいの?
個別銘柄を購入したいならNISA、そうでないならつみたてNISAにしましょう。
NISAやつみたてNISA、確定型拠出年金(iDeCo)では何を買えばいいの?
オススメなのは下記です。
NISA・・・配当金がたくさんでる個別銘柄
つみたてNISA・・・日本以外の世界に分散投資を行うインデックスファンド
確定型拠出年金(iDeCo)・・・日本以外の世界に分散投資を行うインデックスファンド
インデックス投資を行いましょう。
10万円で株主優待が欲しいんだけど?
10万円でも配当金と株主優待が受けられます。
一般的に株主優待の権利が得られることが確定した直後の株は下落する傾向にあります。そこで株を購入し、次の株主優待を得る方法があります。
また1株でも株主優待を得られる銘柄もあります。1株単位で株の購入ができるネット証券が必要です。詳しくは下記です。
税金ってどうなるの?
結論からいうと下記です。
証券会社の口座を開設するときに特定口座(源泉徴収あり)を選択
特定口座で源泉徴収をありにすると利益が出た時に自動的に税金を引いてくれるのでオススメです。このやり方が一番楽ですがこのようにもう少しお得な方法(準備中)もあります。
まとめ
株を始める時は怖いと思います。私もそうでした。しかし今ではやっていてよかったと思っています。コロナショックの影響で新規の口座開設が増えているそうです。
少なからずリスクはありますが、やらないと損というレベルなので始めてみてください。参考になれば幸いです。