2022年4月28日 商品先物と日銀金融政策決定会合

資産形成

ドル円

日銀金融政策決定会合で金融緩和姿勢の維持と長期金利を0.25%に維持する姿勢をみせた黒田総裁。これを受けてドル買いの円売りが加速し一時は1ドル130円まで円安が進んだ。

日本市場はGWだがドル高は続くだろう。

原油

昨日と同様にヒーティングオイルは最高値を更新している。在庫が逼迫しておりもっとも上昇圧力が強い。特に北東部の在庫が減っており背景には厳しい寒さがある。地理的に遠いため輸送にも時間がかかる。

夏場に向けて暖房需要は減るがヒーティングオイルの在庫が減るのは好ましくないだろう。ここから先はヒーティングオイルの在庫を元に戻す動きが出てくるだろう。となると精製所でヒーティングオイルに稼働をとられ、ガソリンの精製が遅れる可能性がでてきた。メンテナンスの際にどの油を生産するかを決めるが、原油以上に石油製品は需給が逼迫しているだろう。

原油は戦略備蓄の放出で在庫は増えていくが石油製品は在庫が減っていくかもしれない。どちらにしろ強気の状態が続くだろう。ドイツもロシア産の原油への依存から脱却しつつあるため、ヨーロッパで脱ロシア産原油の動きが出てくるかもしれない。一方でロシアはインドなどに大幅にディスカウントして販売しようとしている。米はそれを阻止しようとし他の国に睨みを効かせているためあまり派手なことはできないようだ。そのため中立的な立場をとっている国が多いとの報道もある。

ロシアの原油の生産は確実に減っているのだろう。他の国はロシア産原油を購入せず、そのしわ寄せで世界的な原油の需給は逼迫するだろう。

株価指数

昨日は朝方まで買いが集まったがその後に売りが出てきて小幅の上下で引けた。引け後のFBの決算がコンセンサスを上回る好決算で急反発した。上海のロックダウンの影響でまたサプライチェーンの混乱が懸念される。米は来年には景気後退が始まるとの見方が出ている。

ヨーロッパは今年後半からマイナス成長になるとの報道もある。以前は景気後退期には金融緩和が行われていたが今回はインフレを抑えるために株価が下がっても金融引締を緩めないだろう。2~2.25%あたりまでは一気に進めるはずだ。そのあたりでインフレが落ち着いてくれたらその時点で見通しが変化するかもしれないがそれまでは急速に利上げを行っていくだろう。

パウエル議長は基本的にサプライズを起こすことを嫌うためサプライズもなさそうだ。今後は景気関連指標に対しての反応が大きくなるかもしれない。米GDPも10−12月期よりは景気の回復ペースが鈍ることが予想される。市場がどのように反応するかに注目したい。

商品先物

インドネシアがパーム油の輸出を停止し大豆油に需要が集まりそれにつられて大豆が上昇している。中国はロックダウンで景気への影響が懸念されているが、大豆の買付が弱くなる可能性がある。この場合は弱気に作用する。

コーンはロング、大豆はショートがよいかもしれない。ファンダメンタルズではウクライナ情勢不安と原油高で今までのようには行かないだろう。

天然ガス

天然ガスはLNGプラントからの建設許可が出た。バイデン政権は追加でヨーロッパに天然ガスを供給することを約束している。天然ガスの在庫統計が発表されるが、平年より弱い積み増しとなる予想がでている。米国内の需給は徐々に逼迫するだろう。