2022年5月2日 今週はFOMC、ISM指数

商品先物

株式指数

株価指数は数年ぶりの大幅下落だったらしい。だからどうなんだ。。。

先週末の反動で先物は反発している。一方で長期金利は2.92%程度まで上昇が続いている。直近の最高値までは上昇する余地はあるだろうが、底から先はどうなるか。FOMCでは50bpの利上げは確定されるだろうが、それ以降の会合での利上げは市場に織り込まれているのかはFOMCをみてからだろう。此処から先に金利上昇が強まるのか、FOMCで材料出尽くしとなり流れが変わるのか。金融引き締めと景気悪化懸念で4月は調整がはいったわけだが1つの可能性として何かしらの流れが変わる可能性はある。今週は日本市場は休みが多いが注目するところだろう。

ISMサービス指数や雇用レポート、雇用統計など市場の流れが変わる可能性のあるイベントがたくさんある。雇用統計の数字が悪かったら利上げのペースが少し遅くなる可能性も考えられるが、中立金利やFRB高官の発言をみているとほとんど期待できないだろう。悪い数字がでても1回だけでは方針が変わることはなさそうだ。

原油

原油は大きく下がっている。中国の景気減速懸念が最も大きい要因だろう。北京にまでロックダウンが広がっている。これにより経済活動が鈍りエネルギーの需要はおちこむはずだ。2年前は世界的にロックダウンが行われたため、かなりのインパクトがあったが今回は他の国はwithコロナ政策を行っているため、中国の落ち込みがどれほどの影響を与えるのか不透明な部分もある。

中国の落ち込みよりもロシア産原油の生産減少のほうが材料としてはインパクトが強いため、中長期的に原油の需給逼迫は続くはずだ。ドイツはロシアへの制裁措置へ反対しない旨を表明している。想定した以上にエネルギー政策がうまく行っているのだろう。段階的に縮小を行い、年内にはロシアから脱却できる計画だ。

またズベルバンクへ制裁を行うことが検討されている。ロシア国内の中小銀行はすでに国際決済ができなくなっているが、ズベルバンクは対象外だった。ここはドルで決済できる手段でもあったため、ドルを調達する手段がなくなることを意味している。ドルを手に入れられないなら輸出がとまってしまう可能性もある。決定権はロシア側にもあるためロシアから輸出を停止する可能性があることも考慮しておくべきだ。

穀物

一方でロシアへの経済制裁の影響でコーンや小麦の供給が大幅に減る可能性があるため商品のインフレ圧力は持続的に続く可能性がある。(スーパーサイクル)ウクライナは戦闘の影響で穀物の作付け面積が大幅に減少することが考えられる。

ここから先、ウクライナでの戦闘が激化する可能性もあり、ロシアが化学兵器や戦術核などを使用する懸念もあるため、商品市場はどちらに転んでも上昇圧力が強そうな状況だ。

値動きでは売りが先行している。コーンは米国の天気、大豆は原油の下落の影響だろう。大豆市場は原油の値動きと相関性が高くなっている。

小麦は6、7月の収穫にむけて生育が進む時期だ。そのため降雨があったほうがよい。一方でコーンは作付けの時期にあたるため降雨は強気材料の1つになるだろう。

また米では低温が続いており、作付けの悪化につながる可能性がでてきた。

ガソリンとコーン

夏場のドライブ需要にむけて在庫の積み増しが進む時期であるが、ガソリン価格が高いため高エタノールを添加したガソリンの販売が許可されている。エタノールを精製するための穀物需要も新しく強気の材料とみてよいだろう。ウクライナは一大穀倉地帯だが小麦だけでなくコーンも期待できない状況だ。

米国産のコーンは遺伝子組み換えのためヨーロッパは買付を行っていなかったがウクライナ危機の影響で米国産のコーンを買っているようだ。原油の高騰により生育コストがあがっているため作付面積は減少している。コーンの需給は逼迫するだろう。