2022年5月3日 長期金利が一時3%に

商品先物

FOMC

長期金利と実質金利がともに3%を一時的に超えている。FOMCでそのような決定がなされるかで動きが大きく変わってくるだろう。パウエル議長はサプライズを嫌うので利上げに関してはサプライズはないだろう。一方で中立金利は2.25~2.5%あたりと言われているがこの水準までは一気に引き上げを行うのがコンセンサスとみてよいだろう。

ウクライナ情勢や原油生産施設への投資不足などによりインフレ圧力はしばらく低下しないだろう。9月以降も利上げを進めなければならないかもしれない。となると金利上昇と株価の下落は止まらないかもしれない。

天然ガス

天然ガスは継続して強い。ロシアがブルガリアとポーランドへの供給を停止したとき以来か。8ドルを目指す展開になっている。米では季節外れの寒さで暖房需要が高まっている。バイデン政権がヨーロッパへ追加で供給することを決めているため、それも相場の下支えになっているのだろう。一方でLNG輸出施設の建設は進んでいない。施設の建設や増設を進めていくのだろうがどこまで投資が行えるのか。いまのところ需要と供給のバランスがとれていないが、どこかで落ち着くタイミングがくるだろう。

コーン

昨日引け後にクロックレポートが発表されている。コーンの作付けは14%と過去平均33%を大幅に下回っている。昨年は天候にめぐまれ42%終わっていて弱気にみていた。コーンの30%の生産を占めるアイオワでは9%、イリノイで7%と大幅に遅れている。作付けが遅れると後の工程がすべて遅れる。通常であれば6月終わりから7月はじめに開花が終わるのだが、1週間ずれ込むと最も暑い時期にぶつかるため作柄悪化につながる可能性がでてくる。またコーンはある程度の生育期間が必要なため、あまりにも作付けが遅れてしまうと生産量の低下につながるし大豆への転作につながる可能性がでてきた。大豆はコーンよりも生育期間が短い。来週には気温は上昇するとの予報がでているが芽がでてこないと生育がずれこむ。気温の低い状態で芽がでなければ作付けを再度行う必要もでてくる。どちらにしろコーンは強気にいていてよいだろう。

小麦

南部の乾燥と寒さで作柄が悪化している。降雨があればすぐに回復するだろうが要注意だろう。ウクライナ情勢はいぜんと変わらずみていてよいだろう。