2022年5月6日 株価急落と景気に陰り?

商品先物

株価急落

昨日はNASDAQで約5%、SP500で-3.56%の下げだった。先物は現在も売りが先行していて昨日の急落からの買い戻しは入ってきていない。FRBの金融引締の影響がもっとも大きいだろう。パウエル議長がハト派発言をしたことにより一時的に買いが集まったが翌日に売られた形となった。

50bpの利上げは22年ぶりで6月からBSの縮小もはじまる。市場から資金が流出するため改めて材料視されたか?75bpの利上げについても雇用統計次第だろう。弱気のサプライズとなる可能性も示唆されている。株は弱気の見通しで金利は上昇すると考えてよいだろう。

労働生産性は大幅に落ち込み、前月比で7.5%の落ち込みとなった。1947年ぶりの落ち込みで将来的な景気悪化を招く原因となるだろう。景気が悪化する最初の指標ということもできるかもしれない。

天然ガス

在庫統計の発表でコンセンサスを上回る積み増しで一時的に売られたがその後買いが集まり9ドルまできそうな水準まで上昇している。ロシアは非友好国にルーブル建てでの取引を求めているが、ブルガリアなどが反発し取引を停止している。これはロシア側に輸出を停止するというカードがあることを意味しており、将来的な天然ガスの供給不安の材料の1つとなる。

在庫統計は弱気の材料であったが買いが集まるなど非常にわかりにくいのでしばらく様子見が吉か。

原油

ハンガリーは禁輸まで1年間、スロバキアには1年間の猶予、チェコには半年の猶予が与えられている。それまでの間にロシア産原油の輸入を停止することが求められている。ただドイツがロシアからの脱却を目指しており、ヨーロッパはロシアからの供給をあてにしない政策が求められている。ロシア産原油を禁輸することは景気減速につながるとみてよいだろう。なぜなら原油は供給側の増産余地がほとんどなく、この状態でロシア産の原油が市場から消えることは大きな買い材料となる。OPEC会合も開かれたがロシア産分の増産はしないようだ。

雇用統計

雇用統計はコンセンサスより雇用が強い。雇用は強いが労働生産性は悪化し賃金が上昇しているのは経済にとっては良くない兆候の1つと言えるだろう。