株の短期売買に興味があるけどどんなものなのか悩んでいませんか?
当然株の短期売買にはメリットとデメリットがあります。
短期売買だけでなく中期投資、長期投資、それぞれに良いところも悪いところもあります。この記事では短期売買のメリット、デメリットと注意点について解説していきます。
この記事を読み終えると短期売買のメリット、デメリットを人に解説できますよ。
株の短期売買とは?
株の短期売買とは下記です。
短期間に売買を繰り返して利益を積み上げていく方法
短期売買は値が動いている株を売買していくことで利益を積み上げます。短期売買に必要なのは流動性が高いことと値幅が大きいことです。
流動性が高いと活発に取引されていて、値幅も大きくなります。
短期売買は大きく次の2つの手法があります。
デイトレード
スイングトレード
デイトレードはその日のうちに売買
スイングトレードは数日から数週間で売買
このように考えてください。
短期売買で狙うべき利益
デイトレード・・・投資した金額の2%以上
スイングトレード・・・投資した金額の3%以上
例えば100万円の株を購入し、売却したとします。
これであれば2万円以上の利益を残すことができれば十分です。なぜなら短期売買においては、どれだけの利益を狙うかより、どれだけ損失を出さないかのほうが大切だからです。
保有している株式で少しでも損失を出してしまうくらいなら、小さい利益でも積み重ねしたほうが良いです。
積み重ねた利益を次の投資に回すことで複利の効果も得られます。
なぜなら株を買える金額が大きくなるので少しの値上がりで以前よりも利益が出るようになるからです。儲かったら出金して使ってしまうのは資産を増やす観点からはあまりオススメできません。
株で儲けるとは?
買った株が値上がりする
空売りした株が値下がりする
配当金をもらう
株で儲けるとはこの3つしかありません。
買った株が値上がりする
買った株が値上がりするとは文字通り、購入した株の価格が上昇することです。
例えば100万円で購入した株が105万円の時に売却できたとします。
105万ー100万=5万
このように5万円の利益を残すことができます。
空売りした株が値下がりする
空売りとは信用取引などを利用して借りて売ることです。
株価がこれから下がりそうな時に空売り、株価が実際に下がったところで買い戻し利益を得る
こういった流れです。
例えばある株を100万円分空売りします。その株が80万円になったときに購入します。すると空売りをしたときの100万円の中から80万を支払います。したがって差額の20万円が残ります。
注意点として信用取引と呼ばれるリスクの高い取引方法になるので注意しましょう。
配当をもらう
企業に出資した結果、その企業がそのお金を使って儲けたとします。その儲けたお金の一部を株主に還元するのが配当です。
配当の金額は会社によって異なります。東証一部上場起業の配当利回りは約1.8%*と言われています。
*出典:東京証券取引所「株式平均利回り(2019年3月)」
現在では5%を超す配当利回りの銘柄もある程度存在します。これによりセミリタイアやアーリーリタイアを目標に株式投資に励む人もいます。
デイトレードとスイングトレード
短期売買は企業分析を行わず、チャートを分析することによって値動きを予想します。
デイトレード
デイトレードは簡単にいうと下記です。
1日で売買を完結させていくやり方
いわゆるPCやモニターに張り付いてカチカチするのがデイトレードです。チャートを見ながら買うか売るかを判断します。
デイトレーダーの中には朝の9:00から30分、午後の12:30から30分と特定の時間だけにトレードを行う人もいます。
また自分にルールをつけて○○円の損失をだしたらその日はトレードをしないといった人もいます。なぜなら損が損を生むことはよくあることだからです。短期売買でも長期投資でも自分なりのルールは必要なのですね。
私自身も株を始めた当初はルールを定めていなかったので値下がり時に慌てふためいて損ばかりしていました。
以上がデイトレードです。サラリーマンにデイトレードは難しいです。なぜなら株が売買できる時間は仕事の時間と被ることが多いからです。お昼休みの12:30から13:00の30分は可能でしょうか。専業のデイトレーダー以外は時間的に厳しいです。
デイトレードのメリット
投資したら結果がすぐ出る
その日に値上がりする株、値下がりする株は存在している
その日に売買を終えるので資金の回転率が上がる
取引時間外の為替の影響や外国株式市場の影響にも対応できる
デイトレードのデメリット
平日の9:00-11:30、12:30-15:00はチャートに張り付く必要がある
投資元本が減ることもある
売買が多くなる傾向にあるので手数料負けすることがある
スイングトレード
スイングトレードは数日から数週間単位で投資を行います。平日にチャートに張り付く必要はありません。また分析は夜に行うこともできます。サラリーマンでも行うことができる投資方法です。
スイングトレードのメリット
昼間に忙しい人でも可能
夜に分析を行うことができる
スイングトレードのデメリット
取引時間外の為替の影響や外国株式市場の影響を受けることがある
急な変化が起きた時に対応が難しい
短期売買のコツ
短期売買のコツは下記です。
様々な銘柄に分散投資を行う
分散投資をしても1つの銘柄で大きく損を出さないようにする
1つの銘柄に投資を行う際は注意する
分散投資を行うのも1つの手段ですが、1銘柄に集中的に投資を行ったほうがいい場合もあります。
また様々な銘柄に分散投資を行うのもいいでしょう。なぜなら直近のコロナショックのでも生活必需品やヘルスケアセクターでは−20%前後の下落率だったのに対し、金融や資本財では-40%近い下落率でした。
つまり様々な銘柄に分散投資をすることも大切ですが、その銘柄が属しているセクターにまで目を向けるとさらにリスクを下げることができます。
注意点
注意点をまとめると下記です。
株の世界では売買が多くなると損をする確立
売買回数が増えるので手数料も増えていく
空売りは信用取引が必要なので想像以上に損をする可能性がある
私もポートフォリオの5%程度と決めてデイトレードを行っていましたが、トータルでは損失も出していませんが儲けもでていません。
現在ではインデックス投資と高配当の日本株と米国株、中長期狙いのバリュー株投資を組み合わせています。
たまに決算の情報修正などの要因で99%上がる銘柄は拾っていますが、長くても2,3日で手放しています。
まとめ
デイトレードやスイングトレードとありますが、株価の動きによってデイトレードにスイングトレードになったりします。なぜなら株価の動きは経験則や分析によってある程度検討がつきますが、実際の値動きは誰にもわからないからです。
しかし海外のヘッジファンドなどの機関投資家はその巨額の資金を使い、短期的には相場を動かせることも不可能ではありません。
初心者の頃はデイトレードやスイングトレードといった形にとらわれず、20-30万程度で金額を決めて何度もトレードを行ってみましょう。短期売買や銘柄分析が面倒な人はインデックス投資がオススメです。
あなたの人生の参考になれば幸いです。