老後2000万円問題が話題になりました。2000万円を貯めるのも人によって難易度が違いますよね。
なぜなら定年までの年数によっても変わるからです。30歳の方であれば30年、50歳の方であれば10年しかないわけです。
本記事では資産形成を目指す人は知っておくべき2つの手法を解説していきます。
資産形成を目指す人は知っておくべき2つの手法とは?
タイトルにも書いていますが結論として複利と積立です。
積立はイメージが付きやすいと思いますが、複利とは何なのか。具体的に複利と積立についてみていきましょう。
複利とは?
資産形成には「複利」の力を利用します。
簡単にいうと下記です。
資産を運用して生まれた利益をさらに運用に回す方法
例え話で解説していきます。読むのが面倒な人はこちらから積立へいけます。
お金を預けると1年後にお金が増える場所がありました。
1年100万円を預けると105万円にしてくれる場所です。
あなたは1年間100万円を預けることにしました。
1年後に105万円になりました。
あなたならこの105万円をどうしますか?少し考えて先にお進みください。

この105万円をまた1年間預ける人
105万円のうち5万円を引き出して100万円をまた預ける人
105万円全額引き出してもっと効率的な投資に回す人
105万円全額引き出して使う人
それぞれ正解だと思います。ただ本記事を読んでいるあなたは2000万円の資産形成を考えていると思います。したがって105万円をまた預ける人になりましょう。
すると下記になります。
1年預けると105万円が今度は110万2500円になります。
こういって増えたお金をまた投資することでお金は加速度的に増えていきます。

上記はグラフにした場合です。税金は考慮していないので注意してください。単利というのは毎年5万円を引き出して投資に回さなかったケースです。元本が増えていないので毎年増えるお金は永遠に5万円のみです。
複利効果を上手に使うだけで時間の経過と共にお金は増えていきます。
読者モデルも通ってるお金のパーソナルトレーニングなぜ積立が必要なのか?
積立とは簡単にいうと下記です。
きまった金額を少しずつ貯めること
前述した複利を活用しても100万円が約450万円になっただけでしたね。
資産形成にはほど遠いです。
積立をするメリットは下記です。
「ドルコスト平均法」で投資される
相場に左右されず継続して投資が続けられる
元本が増えるので複利の効果も増える
月々の収入から積立するのでハードルが下がる
ドルコスト平均法
機械的に投資することによってその時の為替レートの影響を受けづらくする手法
これを株式に応用すると銘柄が高値のときは自動的に少なめに、安値のときは自動的に多めに買ってくれます。
つまり平均に近づく感じです。あくまで手法の1つで万能ではないので気をつけてください。
一節では投資は一括でできる限り早く行ったほうがよいとのデータもあります。しかし一括で購入したあとに株価が値下がりするケースも考えられます。したがって分散投資をすることをオススメします。
また購入する際には株数で購入するのではなく、必ず金額で購入するようにしましょう。
相場に左右されずに継続して投資を続けられる
一度積立を設定すると積立するお金がなくなるか、もしくは自分で解除しない限りはずっと積立が続きます。
逆にいうと積立を設定したことを忘れて放置しておけば勝手に資産は増えるということです。
現在ではコロナウイルスの影響で株価は暴落しています。こういった暴落のケースでビビって積立を解除してしまうと大変もったいないです。なぜなら株式が暴落しているときは絶好の投資のチャンスだからです。
下記の記事にも書いていますが歴史を振り返ると株式市場は右肩上がりで成長を続けてきました。たとえ暴落しても長期でみると必ず復活します。復活しない時は資本主義社会の破滅か人類の滅亡でしょう。
元本が増えるので複利の効果も増える
投資をすることによって得られた利益はまた投資に回すと元本が増えることになります。つまりは利益を再投資することで金が増えるスピードが加速していきます。
利益を得られたなら使いたくなるのが人間です。しかし誰も守ってくれません。あなたや家族のことを守れるのはあなただけです。
贅沢をするのはお金持ちになってからでも遅くはありません。
月々の収入から積立を行うのでハードルが低い
いきなりお金を用意するのは誰でも厳しいです。そこで毎月あるであろう収入から積立する方法をおすすめします。
月5,000円でも構わないので積立投資を初めてみましょう。可能であれば1万あると心強いです。
月1万円積立した場合のシミュレーション
下記は月1万円、30年積立、年率3%で計算したシミュレーションです。
※年率3%とは100万を1年間預けると103万になるという意味です。

ちなみに月1万円、30年積立、年率5%で計算すると約832万円になります。
月2万3000円、30年積立、年率5%で計算した場合

複利×積立
複利と積立をかけ合わせることによって飛躍的にお金は増えます。お金の知識を少しでも身につけることで人生を豊かにしていきましょう。
注意点
実は上記シミュレーションでは税金のことを考慮していません。実際には得た利益の20%程度が税金としてひかれます。
では具体的にどうすれば複利と積立を活かせる投資で資産形成ができるのか。
資産形成に必要なこと
まずは確定拠出年金を利用します。これは簡単にいうと私的年金制度です。国が保証しているのが公的年金だとすると加入が任意なのが私的年金です。
正直しなければ損というレベルに素晴らしいシステムなのでやってみてください。下記記事で解説しています。
すこしでもあなたの暮らしが楽になれば幸いです。