長期投資に向いた金融商品とは?9個の理由も合わせて解説
長期投資に向いた金融商品とは何でしょうか?
結論からいうと下記です。
外国株価連動型のインデックスファンド
なぜ外国株価指数連動型のインデックスファンドがいいのか具体的にみていきましょう。

コストができるだけ安い
題のとおりです。
長期投資ということは毎年毎年コストがかかります。
単年で考えた場合、あまり影響がなくても長期でみると重くなってきます。
例をみていきましょう。
年利1%の維持費がかかる金融商品があったとします。
1%は大したことがなさそうですが、100万を運用した場合は年間の手数料は1万になります。
運用額が大きくなればなるほど累計手数料は増えていきます。
1000万を運用していると手数料だけで10万かかる計算ですね。
長期投資をするならば必然的に複利、積立運用になる可能性が高いと思います。
したがって年々手数料が増えていく計算になりますね。
株価指数連動型のインデックスファンドなら0.5%以下、
先進国株価指数連動型なら0.1%前後と非常に低コストです。
※上記の手数料は信託報酬です。実際の運用報告書をみると隠れコストが存在します。
税金負担が少ないものを選ぶ
題のとおりです。
金融商品のなかには年に何回か配当をだすものがあります。
配当をうけとれるのは嬉しいですよね。
しかし配当を受け取ると税金がかかります。
投資信託のなかには配当金を全く出さず、そのまま再投資してくれるものがあります。
有名どころでいうとeslimシリーズやたわらノーロードですね。
純資産額が大きい
下記の表は1月24日付けの資産表です。

運用資産額が大きければ大きいほど体力があると考えられますね。
例えば楽天全米株式はここ数ヶ月で資産額が伸びてます。
余談ですが私は楽天グループは普段よくお世話になっていてよく使いますし、
イチ消費者からすると楽天経済圏は非常にお得です。
ただ楽天全米株式はあまり好きではありません。
積立投資ができる
インデックスファンドは投資信託なので積立投資ができます。
積立については下記記事で解説しています。
確定型拠出年金に対応している
題の通りですね。
確定型拠出年金(iDeCoなど)のメリットは下記です。
長期投資+複利+積立+節税
確定型拠出年金でもみなさんのお勤め先によって金融商品が選択できない場合もあります。
選べる人は株価指数連動型のインデックスファンドを選択しましょう。
NISAに対応している
NISA口座で購入もできます。売却益も非課税になるので単純におすすめです。
NISAについては下記記事で解説しています。
株価指数とは?
株価指数(かぶかしすう、英: Stock market index)は、株式の相場の状況を示すために、個々の株価を一定の計算方法で総合し、数値化したものである。
出典:wikipedia
簡単にいうと株式市場の状況を数字であらわしたものですね。
株価指数があがるとなぜ資産が増えるのか、流れをみていきましょう。
経済が成長した結果市場が大きくなった
指数も連動して大きくなる
インデックスファンドもそれに連動して時価があがる
投資した金額が大きくなる
こんな感じですね。
つまり世界経済の成長にともない資産も増えていく仕組みです。

なぜ日本の株価指数ではなくて外国の株価指数なの?
日本の株価はバブル崩壊以降低迷を続けています。30年たった現在でもバブル時の最高値の3分の2程度です。少子高齢化による労働人口の削減など様々な問題がありますが、世界の市場における存在感は徐々に弱まっていくでしょう。
一方海外は波はありますが右肩上がりで成長をしています。この経済成長の恩恵をうけるためには投資信託を通じて海外に投資する必要があります。
種類について
下記おすすめの外国株価指数連動型のインデックスファンドです。

これらの商品名に先進国や外国という文字がついていまよね。
これはその商品がどこに投資するのかを意味しています。
今回あげた4つについては世界の先進国に投資を行います。
他にはこんなものもあります。
新興国に投資をするもの
先進国や新興国をあわせた全世界に投資するもの
人によっては米国株や日本株を投資対象から外すひともいます。
私自身が比較した結果先進国株が一番よいと判断し実際に投資しているからです。
この4つのインデックスファンドの違いは何なの?
結論からいうと下記です。
資産運用を委託する会社が違う
連動させるファンドが違う
資産運用を委託する会社が違う
どこの会社に委託するかの違いですね。会社によって手数料が異なります。最近は競争が激化しています。
DMM 株は米国株の購入手数料を無料にしたり、ライブスター証券
やGMOクリック証券
は業界最高水準の安い売買手数料にしたりしていますね。
Tポイントでインデックスファンドを買えるSBIネオモバイル証券もハードルが低いです。
ニッセイ外国
たわらノーロード先進国
eslim 先進国
これら3つのインデックスファンドも手数料の面で競争が激化しています。
資産額でいうとニッセイ外国が圧勝していますが、
他の2つもそれぞれ特徴があります。
eslim先進国は純資産額に応じて手数料がやすくなる。
たわらノーロードは取り扱い金融機関が豊富。
eslims先進国は受益者還元型信託報酬率を採用しています。
これによってeslim先進国は最安値を追求しています。
たわらノーロードはネット証券だけでなく町中にある信用金庫等でも取り扱いがあり、
広い販路をもっています。ただ高齢者がインデックスファンドに投資するのかといった面もありますね。
連動させるファンドが違う
ファンドが違うということは若干運用結果に差がでます。
さきほど紹介した商品の連動先と資産額は下記です。

SBI先進国だけ他の3つと比較して連動するファンドが異なるので実際に運用すると微妙に差がでます。
まとめ
長期投資にむいた金融商品と理由を簡単に解説してきました。複利、積立とインデックスファンドを組み合わせるとお金は増えていきます。
人それぞれ人生の目標は違うと思います。
アーリーリタイアを目指している人
専業トレーダーになりたい人
サラリーマン+副業+投資をする人
資産を形成したら田舎でのんびりしたい人
仕事をやめてストレスなしで過ごしたい人
趣味(ゲームや筋トレなど)に人生を注げたい人
たくさんいると思います。平等な点をあげるとすれば下記ですね。
時間は1日24時間
平等に年をとる
資本主義社会ではお金がないと生活できない
微妙に違うかもしれませんがこんなところですかね。
人の時間は平等で生活するのにお金が必要なのはみんないっしょです。
人生においてお金はすべてではないです。
ただお金はあったほうがいいですし、ないと何もできないのも事実です。
お金=資産があればできた選択肢を選べないのもいやですし、これから先は何があるかわかりません。
少しでも資産を蓄えていざというときに備えておきましょう。
参考になったら幸いです。