マーケティングとは一言でいうと何なのか?【歴史から2020年最新のトレンドまで解説します】

マーケティングとは?歴史から2020年の最新トレンドまで解説します。MUP

マーケティングとは一言でいうと何なのか?

マーケティングとは何でしょうか?

結論からいうとマーケティングとは事業のすべてのプロセスをさします。

本記事ではマーケティングの変化から2020年のマーケティングについて解説していきます。

googleで検索した例です。

マーケティングをgoogleで検索した画像がここに表示されます。

上記のようにgoogle検索の一番上にはこのように書かれています。

商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動の総称。市場活動。販売戦略。

マーケティングとは物を売るプロセスやインサイドセールスのイメージがあります。しかし現代のマーケティングとは企業活動のすべてのプロセスを指します。

企業活動のプロセスは下記です。

企業活動のプロセス
マーケティング
  • 事業計画
  • 商品企画
  • 市場調査
  • 価格設定
  • 営業
  • 広告
  • PR
  • ブランディング
  • 投資管理
  • 改善
  • 顧客管理
  • 分析

つまりマーケティングを学ぶとはビジネスを学ぶことになるのです。

ちなみにドラッカーはマーケティングを下記のように述べています。

マーケティングの理想は、販売を不要にすることである

販売をどうとらえるか、、、これにより答えは変わってきますがある意味答えが出ています。販売が不要なのは、わざわざお客さんを探して商品を売らなくてもいいと考えることもできます。

ではここで1つ質問です。30秒考えてください。

質問

販売を不要にするマーケティングには何が必要でしょうか?

販売を不要にするマーケティングは2020年のマーケティングです。

マーケティングは時代とともに変化してきました。最新のマーケティングだけを学んでおけばいいと思う方もいるかもしれませんが、マーケティングの変化について抑えておきましょう。

これを理解することによってマーケティングの本質的な変化に対応できるようになります。

1900年頃のマーケティング

1900年代のマーケティングは下記でした。

モノを多く売るための値下げ

1900年頃のマーケティングは「モノを多く売るために価格を下げること」でした。価格を下げたらモノがより売れる単純な時代です。

買い手側つまりお客さん側ではなく売り手側市場が活性化されており、売り手側がたくさん売りたいと考えたときに価格を下げるイメージです。

簡単にいうと下記になります。

価格を「下げる=安くなる」と、需要が「上がる、増える」

これを価格弾力性といいます。

価格弾力性

価格弾力性をグラフにしたのが下記です。

弾力性大や弾力性小と書かれていますが、価格を下げたときに需要が増えるところに注目してください。

モノによっては安くしても需要が増えないものもあります。アイスのガリガリ君が良い例ですね。

価格弾力性

左の図は金額を上げると「需要が減る、売れなくなる」ことを指しています。

出典:日本経済新聞HPより

ガリガリ君は60円から70円に値段を変更しました。ガリガリ君を前述した価格弾力性に当てはめます。価格を上げることをしたので販売数は減ると考えられますが、実際には販売数はほとんど変わらなかったそうです。

つまり「安くする=より売れるわけではない」ことに注目してください。

安くしても売れないものは売れない、高くしても売れるものは売れるということがこの頃にわかったということです。

1900年ごろのマーケティングのまとめ

以上をまとめると下記になります。

まとめ

作ったものを安く売ることがマーケティング=2P(製品、価格)の概念しかない

1900年頃のマーケティングは作ったものをより多く売るためには価格を下げることがマーケティングでした。言い換えるとマーケティングには2P(製品、価格)の概念しかありませんでした。そこから4P(製品、価格、流通、広告宣伝)に変わっていきました。

安く売ることも大切だがどこでどう売るのかも大切だということですね。

1970年代のマーケティング

簡単に言うとSTP分析がうまれました。

STP分析

STP分析については後ほど解説します。

それでは順番にみていきましょう。

この時代には大量生産が可能になりました。なぜなら技術の進歩があったからです。日本でいうと白モノ家電である洗濯機や掃除機の大量生産が可能になった時代です。

以下の2つを抑えておきましょう。

以前までのマーケティング

どれだけの量を生産してどれだけ市場に安く出すかを競っていた時代

2Pの概念から4Pの概念がうまれた時代

この時代のマーケティング

大量生産によりモノがあふれたため差別化を図らないと売れない時代

  • これによりターゲット生産(STP分析などが誕生)

大量生産によってモノがあふれた結果、競合との差別化をしないとモノが売れない時代になったと言えますね。以前までは競合よりも多く生産し、より安く市場に提供することで売れていました。しかし大量生産により、これが変わる時代になりました。ただの価格勝負になるとどこも厳しくなります。したがってターゲットに向けての生産を考える概念がうまれました。これがSTP分析です。

STP分析モデル

STP分析

今までは売り手側に主導権がありましたが、ただモノを作って安く売るだけでは売れない時代がきました。ここで生まれたのがSTP分析です。買い手側のニーズの解決が軸になりました。

STP分析を行う際はまず市場を決めなければなりません。

車でしたらスポーツカー、SUVではなく自動車市場

服だったらトレーニング用、パジャマではなく衣料品市場

このように大きいカテゴリを決めます。

本記事では自動車市場を例にします。以前までは安ければ売れていたものがそれでは売れなくなった背景があるとします。

STP分析 自動車市場のセグメントからターゲット、ポジショニングを簡単に分析した例です。
自動車市場を例にしたSTP分析
  • 自動車市場の速い車が欲しいというニーズ(セグメント)
  • お金がある(ターゲット)
  • 高額で速い車を揃えたブランド(ポジショニング)

自動車市場の中にも速い車がほしいという人もいます。これがニーズです。

速い車が欲しい人の中でお金がある人むけに絞ります。これがターゲットです。

速い車が欲しくてお金がある人むけにこういうブランドをやると立ち位置を決めるのがポジショニングです。

このように自社やブランド、製品の立ち位置をきめるSTP分析が生まれました。

STP分析については今後、別記事で詳しく解説していきます。

2000年のマーケティング

モノの差別化だけでは難しくなってきた時代です。なぜなら1970年代より更にモノが溢れている時代でなおかつ企業のターゲットもかぶってくる時代になったからです。

時代背景としては地球温暖化を始めとする環境破壊の問題やリサイクルの問題が2000年前後に大きく取り上げられました。

そこででてきたのが印象の差別化です。印象の差別化とは下記です。

ブランディング

車を例にだすとBMW,ベンツなどは高級車のイメージがありますよね。これがブランディングです。ブレンディングには次の3つがあります。

  • IMAGEブランディング
  • IDENTITYブランディング
  • INETGRITYブランディング

自動車メーカーのBMW,ベンツを例に解説していきます。

IMAGEブランディング

IMAGEとは日本語で印象ですね。つまりIMAGEブランディングとは印象のブランディングです。BMWやベンツにどんなイメージがありますか?一般的にこんなイメージがありますよね。

  • 高そう
  • 速そう
  • 金持ちしか乗っていない

実際に高いか速いかは別としてこれが企業のIMAGEブランディングです。

IDENTITYブランディング

IDENTITYとは日本語で素性です。。。がイマイチわかりにくいですよね。

カタカナのアイデンティティには次の意味があります。

あるものが環境や時間の変化に影響を受けず、連続する同一のものであること

連続する同一のものがIDENTITYなので、企業の場合はビジョンのことだと考えてください。

BMWとベンツのビジョンを例にすると次のようになりますね。

  • BMW・・・運転者視点の車
  • ベンツ・・・同乗者視点の車

ディーラーに聞いたのですがBMWは運転者が快適に運転できることを追求してつくられ、ベンツは同乗者が快適に乗れることを追求してつくられたそうです。

企業のビジョンはその企業が存続する限り続くものですね。

※私自身は車に興味ありません。説明しやすいから例に挙げているだけです。

INETGRITY 誠実性 

INETGRITYとは日本語で誠実性です。社会的責任に誠実に取り組む企業の解釈でいいでしょう。

  • BMW ・・・国際女性デーで男女平等
  • ベンツ・・・災害対策など

このような取り組みを行う企業はイメージがあがりますよね。

このようにモノの差別化から企業のブランディングにマーケティングが変化しました。

2010年のマーケティング

2010年においてマーケティングは大きく変化しました。SNSが流行したからです。2000年代には下記のSNSが誕生しました。

  • youtube
  • mixi
  • gree
  • twitter
  • facebook
  • instagram

mixiやgreeなど国産SNSが流行り、その後twitter、facebook、インスタグラムがでてきました。Youtubeもこの時代の誕生ですね。

SNSが出てきたことによって個人が情報発信する時代になりました。これはお客様が広告になる時代の到来です。顧客に商品を知ってもらう認知からの流れをまとめたものが下記になります。

5A

顧客が知る、顧客にまず知ってもらう(認知)

実際に訴える(訴求)

ネットで調べる、友人に聞く(調査)

買う(行動)

ネットでレビューや評価、SNSで他人にすすめる(推奨)

流れを簡単に説明します。

顧客にまず認知してもらいます。そして実際に訴求します。興味をもった顧客はネットで調べます。いいものだと確信したら買います。以前まではここで終わりでしたが2010年のマーケティングは推奨する時代です。購入したものをレビューしSNSに投稿して他人にススメます。

5Aとは訴求、調査、行動、推奨でこれはお客さんが広告になる時代を示しています。

買ってもらって終わりの時代からお客さんにファンになってもらい、お客さん自身が広告になる時代ですね。

【最新】2020年のマーケティング

2020年のマーケティングとはこの1文です。

ファン時間の囲い込み

簡単にいうと下記です。

推奨してくれた人

それをみて自社製品を購入してくれた人

この人たちにファンになってもらい、自社に囲い込むイメージ

2010年は推奨のマーケティングでした。それに対して2020年は推奨した人と推奨してくれた人の時間をファンという形で自社に囲い込む時代です。

これは全盛期とも言えるサブスクライブにも関わっています。どこの企業もサブスクライブサービスを行っていますが、サブスクの中でも差別化を図らなければならない時代です。

例えば動画配信であれば下記サービスがあります。

netflix

amazonprime

U-NEXT

HULU

こういったものがあります。

動画配信サービスにどのような価値の違いがあるかは割愛します

このような動画配信サービスを行っている企業でも顧客を自社に囲い込んで自社のサービスに時間を使ってもらうかが大切な時代です。

日本ではSNSでアパレル事業をやっていた子がファンの力で大きくなり、一部上場企業に買収された例もあります。このようにファンと一緒にやっていく事が2020年のマーケティングと言えるでしょう。

まとめ

マーケティングとは企業の全プロセスです。技術の進歩と共に時代の変化も加速しています。本記事で書いた内容も1年後には陳腐化しているかもしれません。

いよいよ今年、日本でも5Gサービスが始まります。またインターネットの広告費がテレビメディア広告費を上回りました。これによりweb関連の市場が成長していくでしょう。

2019年度のインターネット広告費とテレビ・メディア広告費
出典:ITmedia
2019年のインターネット広告費とテレビ・メディア広告費の表
出典:ITmedia

国が企業に従業員の面倒をみることを強要したり、国やトヨタの社長が終身雇用は無理と発言するなど我々を取り巻く状況は驚くほど変化しています。このような時勢で我々ができることと言えば愚直に投資を行うことです。本ブログでも提唱していますが最も効率のよい投資は自己投資とインデックス投資です。学び続け、インデックス投資でストロングホールドを続けることが右肩下がりの日本で生きていく最善の道だと考えています。

あなたの人生の参考になれば幸いです。