ドローン業界の市場規模について
毎日ドローンの情報が流れていますね。最近では関西国際空港での出現事件や広島県呉市での逮捕者のニュースが報道されました。
総理官邸に墜落して以降、常に世間を騒がせています。
お騒がせ者のドローンですが今後どういった市場がのびていくのでしょうか。具体的にみていきましょう。

結論からいうと日本においてはインフラ点検、農業がもっとも伸びると考えられています。※機体については後述します。
インフラ点検
インフラ分野においては以前から現場レベルでの導入が始まっています。こちらの大津市の記事では実際に橋梁の点検にドローンが導入されています。
長さ100mの橋の点検は通常630万かかるそうですが、ドローンを活用することで3割以上削減できたそうです。作業時間も夜間4日間から半減しました。
・作業時間が半減
・コストも3割減
この2つはかなり大きいですね。空いた時間や人は他の仕事もできますね。

農業
農業の分野では国(農林水産省)がドローンで散布する面積を2020年までに100万haまで増やしてく指針を発表しています。

2022年度までに土地利用型作物や畑作、露地野菜などの農薬散布面積を延べ100万ヘクタールに広げる。18年度実績(同省推定2万ヘクタール)の50倍に当たる。
出典:日本農業新聞 2019.3.19

薬剤散布ドローン(小型無人飛行機)を使った延べ防除面積(2018年度速報値)が2万7346ヘクタールとなり、前年度の2・8倍に増えたことが農水省の調査で分かった。
出典:日本農業新聞 2019.4.12
上記のように2018年の実績(速報値)で2万7346haなので約50倍の市場拡大が見込まれますね。
他の分野について
他の分野としては、
・メディア・エンターテイメント
・保険
・輸送、宅配
などが挙げられます。

市場の伸びについて
様々な調査会社がドローンの市場規模やマーケットを調査しています。ここではインプレスのデータを元にお話していきます。


これをみていくと毎年上方修正されていますね。予想以上に右肩上がりに成長しています。
日本においては規制が入り、市場の拡大が海外よりも遥かに遅れていると思われがちです。しかし、これでも想定の範囲を遥かに上回るスピードで市場が拡大しているわけです。
こういった面でもビジネスチャンスが大いにありそうな予感です。
機体ついては思ったより伸びないのがデータから読み取れます。dji製ドローンのような機体販売ではなく、サービスのほうが遥かに伸び率は高いですね。
まとめ
このようにドローンはインフラ点検、農業でかなりの市場規模拡大が見込まれます。これからの成長産業の1つなので興味のある人は少しでも早く携わるべきです。成長産業に転職したほうが収入は伸びますよね。興味が出てきたときがやり時、初め時です。
別記事でそれぞれの業界の深堀りをしていきます。