
株をはじめたいけどどうすればいいかわからない。
どこの証券会社を使えばいいの?
何を用意すればいいの?
証券会社によって違いはあるの?
少額投資から始めたいけどできるの?
株を始めようと思っても全く未経験の人にとってはよくわかりませんよね。私もそうでした。
本記事ではこういった悩みに答えます。
株を始めたいけど何をすればいいの?
結論からいうと株を始める流れは下記の通りです。
- 本人確認書類とマイナンバー(マイナンバー通知カード)を用意する
- 証券会社に口座を作る
- 証券会社の口座にお金を振り込む
- 株を購入する
たったこれだけです。
それでは順番に解説していきます。
証券会社の口座を作る上で抑えておきたいこと
株の取引をするには、まず初めに証券会社の口座を作らなければなりません。(もうすでに持っている人はこちら)
現在では証券会社間の競争も年々激しくなっており、各社それぞれサービスの特徴があります。
したがってどこの証券会社を選ぶかも大切です。
あなたの理想とする運用法にあわせた証券会社を選びましょう。それではどこの証券会社がいいか解説していきます。
証券会社には総合証券とネット証券の2つあります
証券会社は大きく2つに分けることができます。
総合証券・・・店舗をもつ対面式の証券会社
ネット証券・・・店舗を持たずインターネットで取引する証券会社
結論からいうとネット証券のほうがおすすめです。なぜなら総合証券よりも手数料が安いからです。また口座管理料もかかりません。
総合証券は実店舗をもっている証券会社です。野村證券、大和証券、SMBC日興証券などがあります。
ネット型証券会社は店舗を持たず、インターネットで取引する証券会社です。楽天証券、SBI証券、マネックス証券、DMM株などがあります。
総合証券
総合証券には下記の証券会社があります。
野村證券
大和証券
SMBC日興証券
野村證券や大和証券、SMBC日興証券などの老舗の証券会社は総合証券です。
初心者で株の取引をするのは初めての方は、窓口で相談できる店舗のある総合証券のほうがいいと思うかもしれません。
たしかに面と向かって相談できるのは店舗型の証券会社の特徴でもあります。しかし、そのぶん人件費や店舗の家賃などのコストもかかっています。したがって後述するネット証券より各種手数料が高い傾向にあります。
またコストがかかっている分、店舗に相談に行くと全く割にあわない手数料の高い金融商品やサービスの営業をされることもあります。
私自身、総合証券の口座ももっているのですが、たまに営業電話がかかってきて嫌だった記憶があります。。。^^;
今では担当者も変わったのでこのようなことはなくなりました。

また以前金融庁長官がこのような苦言を呈しています。
「消費者の利益をかえりみていない」と投資信託販売の現状を厳しく批判して話題になった。 金融庁が設立されて今年で20年目。当初「 貯蓄から投資へ」と掲げてきた標語も昨年「貯蓄から資産形成へ」と衣替えして、個人の投資を促してきたが、なかなか思うように進まない。
https://business.nikkei.com/atcl/opinion/15/221102/061600476/
この記事を簡単に言うと下記です。
昔からある日本の証券会社は消費者から手数料をとることしか考えていない
こういったことに苦言を呈していました。消費者目線ではないということですね。
ネット証券
ネット証券にはSBI証券、楽天証券、マネックス証券、DMM株証券などがあります。前述した総合証券と比較して後発の証券会社です。
証券会社しか知り得なかった情報も、今ではすぐに拡散されます。なぜなら現在ではSNSの普及によりすぐに情報が拡散される時代になったからです。
こういった時代においてはむしろ総合証券の店舗に行く時間ももったいないですし、仕事や育児をしながら株取引もできません。特に私のようなサラリーマンをしながら投資をしている人にとっては総合証券の店舗は選択肢に入りません。
もちろん私自身もネット証券をメインで使っています。一応総合証券の口座も持っていますが、IPO(新規上場)で利用する程度です。
前述しましたがネット証券のメリットは下記です。
手数料が安い
分析ツールが無料
もちろんサポートセンターもあるので電話やメールでの問い合わせも可能です。スマホでポチポチできる時代なのでネット証券会社を選びましょう。
ちなみに今ではほとんどの総合証券でネットでも取引可能です。

証券会社を選ぶ上で大切な手数料比較
次に各証券会社の手数料をみていきます。下記が各社の手数料の比較表です。
証券会社名 | 10万円まで | 20万円まで | 50万円まで | 100万円まで | 特徴 |
松井証券![]() | 無料 | 無料 | 無料 | 1,000円 | 50万円以下 手数料無料 |
ライブスター証券 | 80円 | 97円 | 180円 | 340円 | 2か月間 手数料無料 |
DMM 株 | 80円 | 97円 | 180円 | 340円 | 手数料の1% DMM株ポイント |
GMOクリック証券 | 88円 | 98円 | 241円 | 436円 | GMOあおぞら ネット銀行と連携 |
SBI証券 | 90円 | 105円 | 250円 | 487円 | SBIポイント Tポイント使用可 |
90円 | 105円 | 250円 | 487円 | 楽天ポイントで 購入可 | |
auカブドットコム証券 | 90円 | 180円 | 250円 | 990円 | au携帯利用で ポイント付与 |
岡三オンライン証券 | 99円 | 200円 | 350円 | 600円 | 3ヶ月手数料タダ |
マネックス証券 | 100円 | 180円 | 450円 | 1,000円 | 分析ツール 最優秀 |
SMBC日興証券 | 125円 | 180円 | 400円 | 800円 | 信用取引 無料 |
野村証券 | 139円 | 300円 | 477円 | 953円 | IPOにおすすめ |
地味ですが手数料は積み重なっていきます。生活スタイルは人それぞれです。どの証券会社を選べばいいのか、簡単にまとめました。
少額で少しずつ初めたい! | SBIネオモバイル証券 |
取引手数料が安い証券会社がいい! | ライブスター証券 |
DMMのサービスを良く使っている!アメリカ株に興味がある! | DMM 株 |
信用取引をしたい!三井住友銀行を愛用している! | SMBC日興証券 |
ソフトバンクの携帯を使っている!paypay!yahooショッピング万歳! | SBI証券 |
ネット通販なら楽天市場だ!楽天カードも持っている! | |
auが大好きだ!キャッシュレスならauPAY! | auカブドットコム証券 |
逆におすすめなのを教えてほしい! |
あなたが普段使用している携帯電話やネットショッピングにあわせて証券会社を選ぶのが簡単な方法のひとつです。
私自身は楽天証券を愛用しています。なぜなら普段の生活のクレジットカードを楽天カードにしているからです。なぜならどこで使っても100円で1ポイント還元してくれるからです。
また投資信託を毎月5万円分の投資信託を楽天カードで積み立てると500ポイントも楽天ポイントがもらえます。
また楽天銀行の口座を楽天証券の口座に連携させると金利が5倍になったり、
楽天証券での取引する際に足りない分を楽天銀行から引き落としてくれたりと何かと便利です。
証券会社の口座は開設をするだけなら無料です。したがってネット証券は複数の証券会社で口座開設するのもありです。
っていうか持っておいたほうがいいです。
理由は下記です。
証券会社の取引ツールとの相性に個人差がある
証券会社によっては企業を分析する際に便利なツールを提供している
なぜなら取引の際にはツールを使いますが、使いやすいと感じるツールに個人差があります。またマネックス証券のように優れた分析ツールを無料で提供している証券会社もあります。
分析ツールではマネックス証券が本当におすすめです。
外国株の取引を検討しているんだけど、どこの証券会社でも取引できるの?
結論からいうと各証券会社によって外国株の取り扱い数は大きく異なります。下記比較表です。
外国株の取扱数について簡単にまとめると
こういった感じです。外国株については初心者のうちは手をださないほうがいいかもしれません。また手をだすとしても米国株だけにすることをオススメします。
なぜならマイナーな取引市場になればなるほど情報収集が大変だからです。米国株であれば
申し込みから最短で取引のできる証券会社はどこなの?
結論からいうと下記です。
最短その日から取引が可能なのはDMM 株です。申込みの仕方もスマートフォンで自分の顔をアップロードする形で口座開設までの時間を短縮しています。
注意点としてスマホから口座開設を行う必要があるので注意しましょう。
申し込んだその日に取引ができるDMM 株や翌営業日に取引ができる SBI証券やマネックス証券
などがあります。ただ他の証券会社は申込みから取引が可能になるまで少し時間がかかります。
いざはじめようと思ったときに口座がなくて取引できない!なんてことにならないように気をつけましょう。
この記事を書いている現在では株価は大きく下落しており、大きなチャンスが近いのは間違いありません。なぜなら歴史でみると株価は右肩上がりで成長してきたからです。
つまり株価が下がっている時に購入し、ホールドを続けると上昇したときに大きな利益を得ることができます。ネット証券会社の口座はつくるだけなら無料なので準備しておきましょう。
証券口座開設に必要なものとは?
口座開設には次の2点が必要です。
本人確認書類
マイナンバー
ちなみに口座開設には印鑑は必要ありません。
パソコンやスマホから口座開設の申込みを行います
証券口座開設はパソコンやスマホから行いましょう。インターネット経由で書類を提出することにより郵送での申込みと比べて口座開設完了までの時間がケタ違いです。
またあらかじめスマホで本人確認書類とマイナンバーの写真を用意しておくことにより時間を短縮できます。中にはスマホアプリを起動し、アプリから本人確認書類の撮影を求められることもあるので注意しましょう。
少額から始めたいんだけどどうすればいいの?
少額投資から始めたい人はSBIネオモバイル証券がオススメです。
日本株は100株単位で売買されるものが多いですが、SBIネオモバイル証券は100株単位で売買されている株も1株から購入することが可能です。
月50万までの投資なら手数料は月200円で固定です。Tポイントとして200ポイント付与されるので実質無料といえるでしょう。
とりあえず1株だけでも購入し、配当金が得られる喜びを味わってもらいたいです。
おすすめのネット証券ランキング
ここからランキング形式でオススメを紹介していきます。
①楽天証券
②マネックス証券
③GMOクリック証券
上位3つには入りませんが個別にオススメな証券会社を2つあげます。
番外編
①SBIネオモバイル証券
②DMM株
まとめ
証券会社によって手数料の違い、投資できる銘柄(国)の違いがあります。迷ったら楽天証券、GMOクリック証券
、マネックス証券
の口座開設からはじめましょう。
好みがなければネット証券は全部開設してもいいかなと思います。次の3つは個人的におすすめです。
楽天証券は楽天カードでの積立が最強です。
マネックス証券は銘柄スカウターが最優秀です。
GMOクリック証券は財務分析ツールが使いやすいです。
また株を始める際は、必ず1年程度の生活費や教育費など生活防衛費を除いて投資するようにしてください。
間違っても全財産を突っ込むことはやめてください。あなたの人生の参考になれば幸いです。