
日本株だけでなく米国株を始めてみたい
米国株に投資をしてみたい
株の初心者だけど米国株に投資をしてみたい
米国株に興味があるけど始め方がわからない
日本株だけでは資産形成に不安だ
なんで米国株が良いの?
本記事では米国株の始め方について解説していきます。
日本株の投資をしたことがない
証券会社の口座をもっていない
どちらかに当てはまる人は先に下記記事を一読ください。
初心者必見!米国株の始め方!なんで米国がいいの?そういった疑問に答えます
米国株の始め方は至ってシンプルです。簡単に解説すると下記です。
証券口座を用意する
銀行から証券口座に現金を振り込む
米国株を購入する
こんな感じです。
米国株は売買手数料に加えて為替手数料も必要になってきます。なぜなら米国市場で取引するので株を購入する際はドルである必要があります。日本の投資信託を購入することよって円で購入することも可能です。
また証券会社によって為替手数料が違っていたり、取り扱っている銘柄数が異なります。
まずどこの証券会社が良いのかみていきましょう。
米国株を始めるにあたりオススメのネット証券
米国株を購入するにあたりまず証券口座が必要です。
オススメの証券口座を比較してみました。
証券会社名 | 取り扱い銘柄数 | 対応通貨 | 手数料 | 為替手数料 | 注文可能時間 |
マネックス証券 | 約3500銘柄 | 米ドル、日本円 | 約定代金の0.45% (最低0米ドル〜上限20米ドル) | 片道25銭 | 24時間 |
SBI証券 | 約3300銘柄 | 米ドル、日本円 | 約定代金の0.45% (最低0米ドル〜上限20米ドル) | 片道25銭 | 毎日9時~翌6時 (19時~19時半を除く) |
楽天証券 | 約2600銘柄 | 米ドル、日本円 | 約定代金の0.45% (最低0米ドル〜上限20米ドル) | 片道25銭 | 毎日8時~翌6時 |
DMM株 | 約1000株 | 日本円 | 0% | 片道25銭 | 冬時間 日曜~金曜 16時~翌6時 土曜 16時~翌3時 夏時間 日曜~金曜 16時~翌05時 土曜 16時~翌3時 |
前述しましたが米ドルで購入する場合、米国株に関しては手数料以外に為替手数料がかかってきます。これが意外に負担になるので頻繁に米ドルと円の間で両替する場合は注意しましょう。なぜなら1ドルにつき25銭が為替手数料として必要になるからです。
マネックス証券
マネックス証券の特徴は下記です。
米国株と中国株の取り扱い銘柄が多い
取り扱い手数料が最大3万円キャッシュバックされる
米国株を購入する際の為替手数料が0銭(※2020年4月に見直し予定)
分析ツールが米国株でも使用できる。
NISA口座なら外国株の購入手数料がキャッシュバックされる
米国ETF9銘柄の買付手数料が実質無料
マネックス証券は米国株と中国株の取り扱い銘柄が非常に多いです。また外国株取引口座に初回入金した日から20日間は米国株取引手数料が最大で3万円キャッシュバックされます。
また米国株を購入する際に問題となるのがドル円です。なぜなら円をドルに両替する時に、為替手数料がかかってくるからです。マネックス証券では現在のところ、米国株を購入する際の為替手数料のみ0銭です。これは定期的に見直しが行われており、次回は2020年4月の予定です。
マネックス証券の分析ツールは非常に優れています。なぜなら個別銘柄の売上高の比較や配当性向、配当金額などをグラフにして可視化してくれるからです。これは日本株だけでなく米国株でも使用できるようになりました。
また定番の米国ETFの買付手数料が無料になるサービスがあります。以上の理由から米国株を取引するならマネックス証券がオススメです。
SBI証券
SBI証券の特徴は下記です。
米国株と中国株の取り扱い銘柄数が多い
韓国株、露株、アセアン株にも対応している
住信SBIネット銀行の外貨預金口座を使用すると為替手数料が片道4銭
定額金額、定額数量購入で定期的に買付可能
NISA口座なら海外EFTの買付手数料無料
米国ETF9銘柄の買付手数料が実質無料
各種情報ツールが使える
SBI証券はネット証券の最大手です。最大手だけあって米国株と中国株はかなりの株を取り扱っています。ただ取り扱い銘柄数でいうとマネックス証券のほうが多いです。また韓国株、露株、アセアン株も取り扱っているのが特徴です。
為替手数料は住信SBIネット銀行の外貨預金口座を使用すると片道4銭になります。外貨預金口座を所有しているなら非常にお得でしょう。
米国株式や米国EFTを予め決めた金額、数量分だけ積立してくれるサービスもあります。
NISA口座なら米国、中国、韓国の海外ETF買付手数料が無料になります。
決められた米国ETF9銘柄は買付手数料が無料化しています。
また米国株の各種情報レポートも充実しています。企業情報のone pagerや銘柄検索が行えたり、新規上場銘柄のレポートもあります。
楽天証券
楽天証券の特徴は下記です。
米国株、中国株、アセアン株を取り扱っている
米国ETFの取り扱い数が3社の中で一番多い
米国ETF9銘柄の買付手数料が無料
取引ツール内で日経テレコムの記事が読める
楽天証券は米国株、中国株、アセアン株を取り扱っています。また本記事で取り上げたネット証券3社の中で米国ETFの取り扱い数は一番多くなっています。
決められた米国ETF9銘柄の買付手数料も無料です。また取引ツール内で日経テレコムの記事を読むことが可能です。
米国に投資する方法は3つ
米国に投資する方法として次の3つがあります。
日本の証券口座で日本の企業が提供している投資信託を購入する
米国株を取り扱っている証券口座を開設し、個別銘柄やETF(上場投資信託)を購入する
CFDで個別銘柄やインデックス指数を日本円で購入する
順番にみていきましょう。
日本の証券口座で日本の企業が提供している投資信託を購入する
※以下は投資信託でインデックスファンドに投資を行う前提で書いています。
米国に投資する際に問題になってくるのが手数料と2重化税、為替手数料と為替レートの問題です。なぜならこれらを考慮しておかないと、銘柄の金額以外に必要なお金が増えることにより購入金額が思った以上に増えたり、売却して円に換金した時に思ったより手元に残るお金が少なくなるからです。
これらを考えるのが面倒な人には投資信託を購入するのがオススメです。理由は下記です。
SBI証券、楽天証券なら投資信託の購入が無料
円で取引するので為替手数料が必要ない
配当金が分配されずそのまま再投資されるので税金面で少しお得
投資信託の購入や保有でポイントが貯まる
SBI証券、楽天証券なら投資信託の購入が無料
日本の証券会社で購入できる米国に投資することができる投資信託は本記事で取り上げているSBI証券、楽天証券なら無料となっています。したがって買付手数料が無料で米国を始めとする外国に投資することが可能です。注意点として信託報酬とよばれる投資信託を所有することによって掛かってくる手数料は必要なので注意しましょう。
円で取引するので為替手数料が必要ない
米国株式を購入する際は円をドルに換金する必要があります。したがって為替手数料がかかってきます。しかし投資信託ならば円で購入が可能なので為替手数料が必要ありません。
配当金が分配されずそのまま再投資されるので税金面で少しお得
米国株の場合、配当金額から約30%が税金として引かれてしまします。
なぜなら米国株を購入して配当金を受け取ると米国の税金と、日本の税金(所得税、住民税)が配当金から引かれるからです。
しかし投資信託なら配当金を分配せずに再投資を行うので税金面で有利です。
投資信託の購入や保有でポイントがたまる
SBI証券や楽天証券は投資信託の購入や保有でポイントが貯まります。ポイントは日本株の投資や他のポイントに交換もできるのでその分お得になっています。
では総合的にみて投資信託のほうが必ず得なのかというとそうではありません。
個別銘柄に投資した場合よりもローリスク、ローリターンだからです。
インデックスファンドは株価指数に連動するので米国の株価に連動するものなら米国に幅広く投資ができます。しかし幅広く分散することは1つの金額に対する保有率は限りなく小さくなります。したがって1社が倒産してもポートフォリオ全体では大したことがない、つまりリスクを抑えることができます。
メリットでもありますがデメリットでもあります。なぜなら1つの銘柄が大きく成長しても恩恵を受けられないからです。理由はポートフォリオ全体では数%にもならないからです。
リスクをとるかリターンをとるかで投資信託に投資するか、個別銘柄に投資するか分かれるところでしょう。
まとめると下記です。
資産を大きく成長させたり現金収入が欲しいなら個別銘柄
放置していても安定して資産を伸ばしたいならインデックスファンド
米国株を取り扱っている証券口座を開設し、個別銘柄やETF(上場投資信託)を購入する
こちらが個別銘柄を購入する方法です。株の個別銘柄に投資をするなら長期保有前提で考えると低コストに抑えられます。購入できる株とETFの種類も豊富です。
配当利回りが5%を超える高配当株と呼ばれる銘柄や日本の投資信託が取り扱っていないETFなどにも投資できます。
また個別銘柄なので所有している株の価値が10倍になったり100倍になったりする可能性もあります。投資信託ではないので指値注文なども可能です。
CFDで個別銘柄やインデックス指数を日本円で購入する
CFDとは簡単にいうと下記です。
証拠金を預けることで元本よりも大きい金額の取引ができるようになること
米国株のCFDは元本の5倍のレバレッジをかけることができます。単純に100ドルあれば500ドルまで取引が可能ということです。
しかし5倍レバレッジは20%株価が下落しただけで100%の下落と同じことです。
持っている金額の5倍投資できるのは魅力的ですが、元本を下回る損失を出した場合は追加で入金を求められるなど非常にリスクが高いです。
よく聞く株で破産した人はこれらの信用取引と呼ばれるもので破産したのではないでしょうか。なぜなら証券会社から元本以上の金額を要求されるからです。
逆にいうとレバレッジをかけなければ最悪の自体が起こっても元本以上の損失はません。初心者のころはレバレッジはやめておきましょう。
米国の優位性について
日本の株式市場はバブル時につけた最高値を30年以上更新できていません。しかし米国の株式市場は日本株が最高値を記録した数ヶ月前の1988年12月を10,000としてみると約11倍になっています。

また移民大国なので世界中から人が集まってきます。また世界トップ10の大学のうち7個が米国の大学を占めるなど、世界中から優秀な留学生が集まってきます。

彼らは卒業後に故郷に帰る人もいますが、そのまま米国に残り就職したり、起業する人もたくさんいます。近年の著名な起業家は下記です。
google創業者のセルゲイ・ブリン ソビエト出身
テスラモータース創業者のイーロン・マスク 南アフリカ出身
apple創業者のスティーブ・ジョブズはシリアからの移民がルーツ
amazon創業者のジェフ・ベゾスはデンマークからの移民がルーツ
google創業者のセルゲイ・ブリンはソビエト出身、テスラモータース創業者のイーロン・マスクは南アフリカ出身、apple創業者のスティーブ・ジョブズはシリアからの移民がルーツ、amazon創業者のジェフ・ベゾスはデンマークからの移民がルーツなど、名だたる企業が移民によって誕生しています。他にも多々ありますが例を上げるとキリがありません。
これも米国の強みの1つでしょう。
株式市場の時価総額

世界の株式史上の時価総額を円グラフにしたものです。このように米国が約4割を占めています。4割でもコロナの影響で暴落していた時期のものです。直近の最高値であれば世界の株式市場の5割以上を米国が占めている計算です。
このように米国市場は時価総額の面でも魅力的な投資対象です。
今後のGDPの伸び率

少し古いですがこちらは2015年のGDPシェアと2030年の予測です。今から10年後は中国が最も魅力的な投資対象になるかもしれませんね。
まとめ
初心者向けに米国株の始め方と米国市場の強みを解説しました。初心者なら少しずつ生活に影響のない金額から始めるのがベターかと思います。
また本ブログでは他にも金融関連の記事を書いています。参考にしてください。
世界の経済はあなたが寝ている間でも動いています。つまり、株式投資は生き物で新鮮な情報が必要ということです。米国株に投資をするならばモトリーフール が本場の生の情報を発信しています。ぜひ読んでみてください。