
- ウェルスナビって何?特徴は?
- 実際に運用した人の意見が聞きたい
- メリット・デメリットがしりたい
こういった疑問に答えていきます。
- wealthnavi(ウェルスナビ)って何?
- wealthnavi(ウェルスナビ)が人気の理由3つ
- ロボアドバイザーとは?
- ウェルスナビがおすすめな理由10個
- 運用開始までが楽
- 過去30年の株価推移
- 元本、月々の掛け金、リスク許容度を設定しシミュレーションができる
- 自動でポートフィリオのズレを直してくれる(リバランス)
- 海外ETFで世界の約11000銘柄に分散投資
- 節税機能「DeTAX(デタックス)」がある
- 自動で積立投資ができる
- 「長期・積立・分散」をサポート
- クイック入金なら振り込み手数料はゼロ
- ライフプランで必要なお金が計算できる
- 分配金は自動で再投資してくれる
- ウェルスナビのデメリット4つ
- ウェルスナビの評判は?
- 2020年1月13日現在の運用実績を公開
- ウェルスナビ(WealthNavi)に向いてる人、向いていない人
- まとめ
wealthnavi(ウェルスナビ)って何?
ウェルスナビの詳細情報
企業名 | ウェルスナビ株式会社 |
投資対象の詳細 | 世界の7つのETF |
最低投資金額 | 10万円 |
コスト | 手数料1%(税抜)+ ETF経費(最大0.14%/税抜) |
ウェルスナビは簡単にいうとお金を勝手に投資、運用してくれるサービスです。
現在人気No.1のロボアドバイザーになっています。
ロボアドバイザーについては後で説明します。
wealthnavi(ウェルスナビ)が人気の理由3つ
人気の理由として下記があります。
1.事前に投資シミュレーションができる
2.資産運用の方針は自分できめれる
3.銘柄の選定、売買、メンテナンスはすべて自動
つまり1回設定するとあとは放置でも自動で運用してくれます。
ビジネスマンや主婦のように忙しくて株式投資はできない、なんて人に最適です。
類似サービスにTHEOなどがあります。

ロボアドバイザーとは?
人工知能がアルゴリズムに基づいて投資家の代わりに実際に投資をしてくれるサービスです。
ウェルスナビの場合はノーベル賞受賞者の理論基づいているそうです。
ウェルスナビがおすすめな理由10個
下記はウェルスナビがおすすめな理由です。
- 運用開始までが楽
- 元本、月々の掛け金、リスク許容度を設定しシミュレーションができる
- 自動的にリバランスしてくれる
- 海外ETFで世界の約11000銘柄に分散投資
- 節税機能「DeTAX」がある
- 自動で積立投資ができる
- 長期、積立、分散をサポート
- クイック入金なら振り込み手数料はゼロ
- ライフプランで必要なお金が計算できる
- 分配金は最適に再投資してくれる
順番にみてきましょう。
運用開始までが楽
ウェルスナビやTHEOなどのロボアドバイザーを使わずに自分で投資しようとすると、
下記手順が必要になります。
- 資産配分
- 金融商品決定
- 入金
- 発注
- 積立
- 再投資
- リバランス
- 税金対策
といったことが必要になります。
ウェルスナビは下記手順です。
運用プランを無料診断
口座開設の申し込み
入金
あっというまですね。自分でやる場合に特に難しいのが下記です。
金融資産の組み合わせ
金融資産の組み合わせのことをポートフォリオといいます。
自分の年令を考え適切に商品を選ぶ必要があります。
例として下記です。
退職間際の人・・・堅実にローリスク、ローリターンの商品
20代や30代の人・・・ハイリスク、ハイリターンの商品
これはあくまで1例です。
株式市場は数年に1回、大幅に下落する傾向にあります。
下落したものが元に戻るのに数年かかる場合もあれば、10年かかる場合もあるわけです。
今までの実績ではいずれ下落前の水準に戻り、徐々に株価は上がっていきます。
下記は過去30年の株価の推移をグラフにしたものです。
過去30年の株価推移

退職間際の人でもすぐに使用しない余剰金であれば、
ハイリスク、ハイリターンの運用をしても問題ないといえばないです。
ウェルスナビでは自身がリスクを選択し、AIがそれにあわせたポートフォリオを組んでくれます。
金融商品とひとことで言っても膨大な数があります。
初心者の人が1から勉強を初めて適切な商品を選ぶのは大変です。
これをAIがやってくれるのは楽ですね。
元本、月々の掛け金、リスク許容度を設定しシミュレーションができる
下記はウェルスナビ公式HPからの引用です。

ウェルスナビでは、元本、月々の積立金額、リスク許容度を診断し、最適なポートフォリオを提案した上でシミュレーションしてくれます。
なので始める前に何年続ければどの程度リターンが得られるのかわかりやすいです。
選んだリスク許容度で各銘柄の配分がきまります。
ローリスク、ローリターンの商品→債権や金が中心
ハイリスク、ハイリターンの商品→株式中心
ハイリターン思考の人=価格変動が大きい株式
低リスク思考の人=債権や金など価格変動が少ない銘柄
あなたのリスク許容度に応じた配分をきめてくれます。
選べる銘柄について
ウェルスナビでは、厳密な調査を行い下記7つの銘柄を選定しています。
これらの銘柄を組み合わせて個人のポートフォリオを作っています。
- 米国株(VTI)
- 日欧株(VEA)
- 新興国株(VWO)
- 米国債権(AGG)
- 金(GLD)
- 不動産(IYR)
- 現金
VTIはmicrosoftやapple,amazonの株が組み込まれている銘柄です。
AGGは米国債権に連動するETFです。
GLDは金の国際価格に連動するETFです。
「年齢・年収・金融資産額・毎月の積立額・資産運用の目的・株価が下落したら?」の6つの質問に答えると適切なポートフォリオを組んでくれますよ。
自動でポートフィリオのズレを直してくれる(リバランス)
投資をする上で大事なことがあります。
リバランス
下記はウェルスナビHPからの引用です。

資産運用を初めた時にスタートしたときに「資産を株式に50%、債権に50%に投資するポートフォリオを組んだとします。
その後株価が上昇しポートフォリオ全体に対する株の割合が増えたとします。
このままでもいいのですが株価が下がったときに連動して自身の資産も減ります。
このとき損失を出さないようにバランスを元に戻すのがリバランスです。
ウェルスナビではこれも自動で行ってくれます。
理想の状態を自動で作ってくれるんですね。
海外ETFで世界の約11000銘柄に分散投資
ウェルスナビは、厳選された海外ETF7種に投資を行います。
この7種のETFは下記です。
- 米国株(VTI)
- 日欧株(VEA)
- 新興国株(VWO)
- 米国債権(AGG)
- 金(GLD)
- 不動産(IYR)
- 現金
つまり、アメリカ、ヨーロッパ、日本をはじめとした先進国、中国やインドといった新興国、アメリカの国際や不動産といった世界中に投資ができます。
各ETFの組み込み銘柄をみると約50ヵ国計1万1,000銘柄に分散投資することが可能です。
世界に投資することによって世界経済成長の恩恵をうけることができます。
節税機能「DeTAX(デタックス)」がある
ウェルスナビには節税機能があります。
配当やリバランスなどによって生じる税負担を、含み損を実現し相殺することにより翌年以降に繰り延べるサービスです。
日本には株式の取引で下記システムがあります。
含み損が出た場合、税金を少なくできる
簡単にいうとこれを上手に利用して最適に調整してくれます。
またCEOの柴山氏が SBI証券のインタビューで下記を述べています。
運用手数料は1%ですが、多くの場合、「DeTAX」(デタックス)の機能により年間0.4~0.6%程度の負担減となるため、事実上のコストはそれよりも少ないものになるでしょう。
「WealthNavi for SBI証券」のウェルスナビ株式会社 柴山CEOへインタビューより
具体的には、リターンがマイナスになっている銘柄をいったん売却して損を確定させます。すでに実現している「利益」と、売却によって実現した「損」を相殺することにより、その年の利益を圧縮もしくはゼロにし、税負担を翌年以降に繰り延べます。
wealthnavi公式HPより
公式HPによると税負担が4000円を超えるときに最適化してくれるようです。
必ずしも適用されるわけではない点には注意してください。
どちらにしろ税負担を少なくしてくれるのはありがたいですね。
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自動で積立投資ができる
ウェルスナビなら、積立投資を自動で行うことができます。

この手法はドルコスト平均法とも呼ばれ、有効な手法として知られています。
毎月決まった金額を機械的に投資、積立していきます。
銘柄が高値のときは少しだけ、安値のときは多く買うことができます。
一度設定すると機械的に積み上げてくれるので相場の上下によるストレスがかかりにくいです。
「長期・積立・分散」をサポート
ウェルスナビは長期投資しやすいように下記サービスを行っています。
「長期割」
50万円以上を運用している場合、長期で続けていると最大で0.9%まで手数料が安くなります。
前述した積立と分散と合わせてウェルスナビの特徴となっています。
クイック入金なら振り込み手数料はゼロ
ウェルスナビは下記銀行からクイック入金を行えば、振り込み手数料がかかりません。
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 住信SBIネット銀行
- ソニー銀行
- イオン銀行
- じぶん銀行
クイック入金を使えば、振込手数料がゼロ円になるだけでなく、入金後即ウェルスナビの運用口座に反映されます。
出金の際は無料です。また通常の振り込みも可能です。
ライフプランで必要なお金が計算できる
ライフプランとは下記です。
いつの時点でどのくらいの蓄えが必要かを把握し、資産運用の目標を見える化します。
計画するのに必要なのは下記3つです。
退職年齢
年金受給年齢
退職後の毎月の支出
これにより必要な老後の金額がわかります。ライフプラン機能はアプリから設定できます。
分配金は自動で再投資してくれる
ウェルスナビでは保有してる銘柄から分配金が出た場合、
ポートフォリオにあわせて自動で再投資してくれます。
分配金を引き出して使ってもいいのですが、これだと複利の効果が得られません。
わかり易い例が公式HPにあったので下記引用です。

単利の例だと得られる卵はずっと1年に1個ですが、
複利の例だと年々増えていますよね。
これをお金に置き換えて行うのが複利の力です。
ウェルスナビのデメリット4つ
ウェルスナビのデメリットは下記4つです。
- 金融商品なので元本割れのリスクがある
- 手数料が少し高め
- 長期保有を前提としているので短期的な高利益は見込めない
- NISAに対応していない
金融商品なので元本割れのリスクがある
題のとおりですね。
金融商品である以上、元本割れのリスクは免れません。
自己責任でしっかり判断した上で投資してください。
しかしウェルスナビでは長期投資や複利、積立、ポートフォリオといった様々な面からできる限り損を
出さないよう設計されています。
前述しましたが歴史から考えると世界経済は右肩上がりで成長しているので、株価もそれに連動してあがっています。
手数料が少し高め
ウェルスナビの利用手数料は、下記です。
手数料1%(税抜)+ ETF経費(最大0.14%/税抜)
投資ができる人なら、約1%の手数料は高いと思うかもしれませんが、
100万円が口座にあるなら手数料として単純に毎年1万円がかかります。
ウェルスナビの場合は海外のETFを買付対象にしています。
円→ドル、ドル→円の為替手数料やこれまでお話したサービスがそのまま使用できると考える事もできますね。
自動ですべてやってくれるので知識のない人や他のことに時間を使いたい人には選択肢のひとつになります。
投資初心者や未経験者など全く投資をしたことがない人も選択肢にはいりますね。
短期的な高利益は見込めない
ウェルスナビはサービスが長期投資を前提につくられています。短期投資にウェルスナビは向きません。
短期的に大きなリターンを狙おうと思っている人には、FXや仮想通貨などが向いています。
短期投資とは、短い期間の値動きを読んで「安値で買って高値で売る」ことを目指した投資スタイルです。
いわいるデイトレーダーやスイングトレーダーなどですね。
NISAに対応していない
ウェルスナビは、NISAに対応していません。
証券会社の口座から購入できる金融商品ではないのでNISA口座は使用できません。
NISAはNISAで使用しないと損なのでお金に余裕のある人はぜひ使ってみてください。
しかし下記をする必要があります。
NISA口座の開設(持っていない人)
銘柄の選定
資産比率
ウェルスナビの評判は?
ウェルスナビは自動でやってくれるので、初めて投資を行う人にとってはおすすめです。
しかし下記が気になりますよね。
本当に使いやすいのか?資産を増やすことができるのか?
完全放置で問題ない?使ってみた人の不満や不安はないの?
順番にみていきましょう。
本当に使いやすいのか?
リスク許容度や入金はアプリからすべて行うことができます。
私も実際に試してみましたが、かなり見やすく簡略化されており、
操作が難しくて困ることはないでしょう。
資産を増やすことができるのか?
これも人柱しました。
2020年1月13日現在の運用実績を公開
現在の成績は下記になります。

2019年6月から元本50万、毎月積立1万円、リスク許容度3で投資しました。
1月13日付の運用成績です。
正直+9.4%になるとは思っていませんでした。
1000万投資していれば単純に1094万になった計算です。
ただこれは米国株が2019年末にかけて史上最高値を更新しつづけた影響が大きいです。
2018年の年末はアメリカ中国の貿易戦争などの影響で株価が大きく下がった時期であり、SNS上ではため息が漏れてました。
しかしその時に解約せずに所有し続けていた人は2020年1月13日現在では大きく+になっているはずです。
ウェルスナビのような長期投資前提のサービスは例え株価が大きく下がり、
資産価値が下がっていても所有しつづけることが必要ですね。
2020年2月11日追記:wealthnaviは解約しました。
手数料1%が高いと判断したこと、米国株式の動きが見えないのと米国大統領選が近いためです。
現金にした資金はクラウドバンクとインデックス投資に振り分けます。
完全放置で問題ない?
放置で問題ありません。
しかし下記2つの確認は月1で行ったほうがいいと思います。
取引報告
分配金受け取り
約錠変更の通知
分配金の受け取りはテンションが上りますので確認しましょう。
投資初心者にとっては実際の報告書をみることで、手数料やどんな銘柄をどれくらいのドルで
買っているのかを学ぶことができます。
不満や不安はないの?
完全放置できるので特に不満はありませんが、やはり手数料1%は少し高い気がします。
ただ投資初心者が勉強するには一番いいと思います。理由は下記です。
自分が働かなくてもお金が増えるのを体験できる
これは正直モチベが上がります。
私自身は日常的にウェルスナビの他にちょこちょこデイトレードやソーシャルレディングもしていますが、
デイトレードは半分趣味みたいになっています。
twitterで定期的に情報を流してるので参考にしてください。
ウェルスナビはウェルスナビでどれくらい増えるのか試している面もあります。
リスク許容度を3にすると株式35%米国債権45%物価連動債10%金5%不動産5%と結構理想の配分にしてくれます。
※私が設定したときは上記配分だったのですが現在は株が多くなるようです。

SNS上ではこのような意見や不安、不満がありましたので参考にしてください。
2020年1月13日の段階では米国株高の影響でほとんどの人が利益をだしている状態になっています。
ただ一部では手数料が高いとの声や長期になればなるほど損ではないのかとの声もありますね。
ウェルスナビ(WealthNavi)に向いてる人、向いていない人
ウェルスナビに向いている人
時間がないけど投資したい人
投資をしたことがない人
将来にむけてじっくりゆっくりお金をためていきたい人
銀行口座に眠らせるくらいならまだウェルスナビのほうがいいですね。
ただ使う際は必ず短期的に使わないお金のみを投資しましょう。
ウェルスナビに向いていない人
時間がある人
借金がある人
3ヶ月生活できる貯金がない人
短期でお金を増やしたい人
借金がある人はまず借金を返しましょう。
今だとyoutubeの動画編集など個人でできる仕事も増えています。何かチャレンジしてみましょう。
まとめ
ウェルスナビは銀行口座よりははるかにお金がたまります。
最後に1つだけ注意点です。
資産運用は必ず余剰資金で行う。
当面の生活費や子供の学費などすぐに使う予定のあるお金は銀行口座にとっておきましょう。
逆にすぐに使わないお金を銀行口座にいれるのはもったいないので投資にまわしましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
みなさんの生活が少しでも楽になれば幸いです。