本記事ではゼロ秒思考のやり方を解説していきます。
ゼロ秒思考とは?
ゼロ秒思考とは下記です。
マッキンゼー式の論理的思考がみにつくシンプルなトレーニング法
マッキンゼーにいた赤羽雄二さんが書いた本の題名です。
動画でも解説しています。
ゼロ秒思考をするメリット
論理的思考が身につく
自分の考えが整理される
ゼロ秒思考をやると論理的思考が身につきます。
1分という決められた時間で考えるので頭の回転もはやくなりますし、自分の考えが整理されます。
情報に対して反射的に自分の考えを言葉にする
問題やトラブルが発生したときに秒速で思考できる
この2つができるようになるはずです。仮説を考える思考スピードも上がります。
ゼロ秒思考に必要なもの
ゼロ秒思考に用意するものは3つです。
A4の紙
ペン
タイマー
A4の紙、ペン、タイマーです。
A4の紙は横向きにして使用します。何も書いていないコピー用紙がいいでしょう。
ゼロ秒思考の手順
さっそくやり方ですが、
①紙の一番上に考えたいことを書く
②タイマーを1分セットする
③鳴るまで箇条書き、なぐり書き
④鳴ったらすぐやめる
⑤書いたときにできた題をまた0秒思考する
こんな感じです。
ゼロ秒思考をするためのコツ
言葉を選ばない、内容を選ばない
丁寧に書く必要は全く無い
ゼロ秒思考する題は疑問形にする
順番に見ていきましょう。
言葉を選ばない、内容を選ばない
書くためのコツは下記です。
書く時は言葉、内容を選んだり吟味したりせず頭に思い浮かぶままに書いていきます。
なぜならゼロ秒思考はできる限り短時間で情報を整理する技術だからです。したがって短時間でどれだけの情報考えることができたかが大切です。
頭に思い浮かんだことが良いか悪いかは別の問題です。ゼロ秒思考をする際は思いついたことをひたすら書いていきましょう。
丁寧に書く必要はない
丁寧に書く必要もありません。殴り書きでいいです。丁寧にメモ書きするのが目的ではなく、ゼロ秒思考をするのが目的です。
厳密にいうとゼロ秒思考をして脳を鍛えるのが目的です。丁寧に書くのは事務の人に任せましょう。
ゼロ秒思考する題は疑問形にする
題は最後に疑問形をつけて自分に問いかけると書きやすい良いです。コンサル的な手法のひとつです。
ゼロ秒思考に限らず、日常的に考えるときは「なぜなのか?」といった形で自分に問いかける癖をつけましょう。また自分自身に「考えろ」と頭の中で唱えるのも良い方法です。
同じタイトルでも何回も書く
ゼロ秒思考で大切なのはある程度時間がたったら題を少し違う角度からみてみることです。
下記一例です。
担当部署の売上を上げるにはどうすればいいのか?
こんな題があったとします。
これを他の角度にすると
担当部署の売上を上げるために何をすればいいのか?
他のうまくいっている部署は何をしているのか?
うまくいってる他の部署と担当部署で何が違うのか?
そもそも売上をあげるとは何なのか?
売上を構成している要素とは?
もっとも売上比率が高い商品はなぜ売れるのか?
ではなぜ他の商品は売れないのか?
こんな感じです。とりあえずどんどん書いていきます。
ここでの考え方は物事の要素を分解することですね。
下記は楽天経済圏についてゼロ秒思考した一例です。
楽天カードを使うのでポイントが貯まる
貯まったポイントを楽天証券で株式に投資できる。
投資すると金融商品なので少しずつ増えていく
リレー?でポイントが貯まる倍数が変わる
ふるさと納税で2万以上のものも買える
ゼロ秒思考をする上で大切なこと
大切なのは下記です。
1分で可能な限り書く
1分たったらやめる
1日10−20枚書くのを継続する
書いたメモは保管しておく
1つの題につきA4紙を1枚使う
1分たったらやめてください。1分たってまだ書ききれていない場合はまた1分タイマーをセットして仕切り直しをしましょう。
やはり継続が大切で毎日続けてください。書いたメモの保管しておきましょう。以前のことを振り返るときに有効です。
ゼロ秒思考をする際は題1つにつきA4の紙を1枚使ってください。ケチらずやりましょう。
コピー用紙がオススメです。
まとめ
仕事のことでもプライベートのことでもゼロ秒思考をすると頭が整理されます。ストレスを書き出すとスッキリする効果もあります。
みなさんも是非やってみてください。